こんにちは 管理人のウサギです
ここ1週間ほど、なぜか将棋にハマっています。
いや、正確には「将棋の対局を観ること」にハマっているのです。
現役高校生の棋士、藤井聡太さんの活躍ぶりが紹介されたネットニュースで、リンク先の動画を見ようとしたら「ABEMA」という動画視聴アプリをインストールしなきゃいけなくて・・。いつもなら(面倒だし、まいっか)と 即退散するところなんですが、なんだか気になって 試しにインストールしてみたんです。
「ABEMA」には、将棋の対局を中心としたコンテンツを配信している「将棋専門チャンネル」があります。
調べたてほやほやの情報によると、将棋界には、竜王・名人・叡王・王位・王座・棋王・王将・棋聖という「8つのタイトル」があって、棋士の方たちは これらのタイトルを目指して頑張っていらっしゃるんですね。
私が「ABEMA」アプリをインストールして開くと、ちょうど「棋聖」タイトルホルダーの渡辺明 棋聖に 藤井聡太さんが挑む一局を LIVE中継中で・・気がつけば、長時間 観戦してしまっていました。それ以来、他の対局も 試しにのぞいて見るように・・。
私は、将棋のことはさっぱり分かりません。
「歩」は、まっすぐ1マス進むんでしょ?(・・でしょ!?)
あとは、知らないけど(笑)
なぜ、こんな私でも楽しめたのかというと、将棋界独特の雰囲気が 私にとって新鮮だったからです。例えば、長時間に及ぶ 将棋の対局中、ランチタイムを迎え、注文したお弁当が 両棋士のもとへ届いた時のことです。両棋士は、手元にあった財布を手に取り お札を出してお弁当代を払い、おつりを受け取るやりとりをしていました・・
財布 持ち込みなんかいっ
ビックリしたんですね〜。対局中に、そういう細々したことまで本人がやるのかぁー!と。(タイトル戦の場合は さすがに主催者が準備してくれるようです)
そして何より「感想戦」という不思議な時間。
対局の決着がついた直後に、二人で その日の対局を振り返ります。
「もし、あの時 ここに指していたら その後の展開はどうなっていたんだろう?」
「こういう場合の最善手はなんだろう?」
それを、勝者・敗者の両者で 時間をかけて模索していくのです。
こんなこと・・他のスポーツじゃあり得ませんよね。
例えるなら、サッカーの試合が終わった後、両チームみんな集合して、失点につながった場面を再現。一人一人のフォーメーションを確認して、あの時 どう動いていたらよかったんだろね?と 両チームで 分け隔てなく話し合う・・そんな感じです。
「感想戦」の話を メガネくん(主人)に話しました。
メガネ「自分の手の内を相手に教えちゃったら、次困らないの?」
ウサギ「・・さぁ?だからこそ余計に 独特な将棋の世界が気になるんだよね」
日本の美学なのかなぁ
日本の美学(?) & 長い歴史のある将棋界ですが、解説には柔軟さ・親しみやすさがあって、そのギャップも楽しみの一つです。解説画面には、AIの分析も取り入れられていて、AI判断による両者の優劣状況、現状況下でのベストな一手も示されています。一手進むのに1時間以上かかることもある将棋。う〜ん・・と考え込んでいる両棋士のLIVE映像を眺めていても、ほとんど静止画です(笑)。次の手を待つ間、解説者のペットの猫ちゃんたちの写真が紹介されたり、両棋士が選ぶ お昼ご飯やおやつの予想をしていたり、気楽なおしゃべりが続きます。だから、何かしながら ラジオ代わりに何となく見守っている・・という感じかな。
今も、木村一基 王位(タイトルホルダー) VS 藤井聡太さんの「王位」タイトルをかけた対局を スマホで流しながらブログを書いています。
解説プチ情報によると・・藤井聡太さんが、今日のお昼ごはんに選んだメニューは「冷やしきしめん御前」。天ぷらのきのこを抜いてもらったとか・・きのこが苦手なようですね(笑)。
対局相手の木村一基 王位は、先日 解説者として話している姿を見たのですが、明るく気さくな人柄で 面白い解説をされていました。みんなから「将棋の強いおじさん」と親しまれているそうです。(今日は、真剣な表情で 将棋に向き合っていらっしゃいますけど)
「王位」タイトルをかけた王位戦は、始まったばかり。7番勝負の一局目なので、まだまだ このお二人の対局は続いていきます。
藤井聡太さんは ハードスケジュールで、「棋聖」タイトルをかけた5番勝負も同時進行中。こちらは2連勝して タイトルに王手がかかった状態になっています。この調子で 最年少タイトルホルダーになってしまうのかな(わくわく)?
将棋にマスクいる?!って思うくらい・・動かず、しゃべらず、静かな戦い。
対局中、棋士の方々の頭の中には、どんな映像が広がっているんでしょうね・・?
もう少し、この不思議で 何故か心惹かれる将棋の世界を 観てみようと思います(覚えんのかーい)。
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