放牧初日 2020年の巻(後編)

こんにちは 管理人のウサギです

 

 

放牧初日、牛さんたちのドタバタ話のつづきです

( 前回のお話はこちら ↓)

放牧初日 2020年の巻(前編)
落ち着こう、ねっ 落ち着こう

 

 

牛舎に戻り、転んだ牛さんとメガネくん(主人)たちの姿を キョロキョロ探すと、牛舎 端の通路に乳牛のケリーちゃんが座り込んでいるのを見つけました。そこは エサを置くための通路で、足元は 滑らかに仕上げられたコンクリートの床。牛さんの蹄(ヒヅメ)では、ツルツル滑って歩きにくい場所です。

 

正確には ここではないけど・・まさに こんな感じで座り込んでいました。

 

おがくずを敷いて 歩きやすくしてある中央通路以外、牛さんたちが入れないように 各所ロープを張っているのに・・。

きっと 興奮状態でバタバタして、強引にどこかを通り抜けてきたんでしょうね(汗)。

 

立ち上がってから また滑らないように、ケリーちゃんの場所から中央通路まで、牛床マットや毛布やワラを敷き・・滑り止め対策をしてからケリーちゃんの体にロープをかけ、メガネくんとお義父さんと私で引っ張りました。

 

わっせ わっせ

でも

オーエス オーエス

でもいいわ、

 

こうして 牛を引っ張る時、いつも 綱引きの強豪チームと対戦しているような気分になります。

びくともしない。

 

ケリーちゃんは 全く立とうとしません。

滑った時に、怪我してないといいけどな・・。

「股裂き」といって、脚の筋肉がダメージ受けて立てなくなる 最悪の状態でないことを祈っていました。

 

お義父さん「ちょっと 水持ってくるわい」

 

そうだね、

ケリーちゃん、

水でも飲めば また力がみなぎって 頑張れるよ!

 

大きなバケツをよいしょ、よいしょ。

戻ってきたお義父さんは、ケリーちゃんの頭に

バッシャーーーッ!!

と水をかけました。

 

私もケリーちゃんも ビックリです!

「うわぁ!」と、あわてて立ち上がったケリーちゃん!

すかさず  メガネくんとお義父さんが寄り添って、ゆっくり ゆっくりケリーちゃんを安全な場所へ歩かせ、独房に入れました。やれやれ。

 

思ってたんとちがう

水の使い方が(笑)。

でも、無事に歩けてよかった♪

その後も ケリーちゃんは問題なく、夕方から普通に搾乳エリアに戻ることができました。

 

 

ケリーちゃん以外も、大騒ぎだったようです。

 

ある 若い育成牛の子・・

さぁ 外へ行こう!と 出口へ向かっていました。

すると、一旦 外へ出て行ったのに、例のように気が変わって戻ってきた 先輩乳牛さんたち御一行と 牛舎内で鉢合わせになり、 ビビってパニック!

棒に乗り上げて、洗濯もの状態になってたところを、メガネくんとお義父さんに助け出されました。

 

やっちまったな・・。あーぁ、やっちまったな。 (イラストはイメージです)

 

私は話を聞いただけなので、その様子を想像して描いてみたんですけど、メガネくんに見てもらったら「そうそう、こんな感じ(笑)」とのことでした。

 

 

 

また、ある牛さん・・

ケリーちゃんを救出して「やれやれ感」が漂う牛舎へ、いたって普通に 歩いて帰ってきました。

 

あれっ!

あれっ!!?

 

放牧地の入り口は閉めてあるはずなのに!!

 

ふと見ると、牛舎外にも普通に歩いている牛さんがいるし!!

 

メガネくんとお義父さん 慌てて放牧地へ向かいます。

どうやら、放牧デビューした育成牛の子が、何のためらいもなく柵を壊して帰ってきたようでした。

 

(帰ってきたのが)2頭だけで済んで よかった・・

と、思うことにしよう(笑)

 

みんなして帰ってきたら、この日の努力は一体・・。君たち、自由だなぁ(笑)。

 

なんで、あんなにドタバタなの・・?

パニック状態は牛さんたちにとっても危険だから、もっと落ち着いて誘導する方法ないのかな?他の牧場ではどうしてるんだろう・・?

 

メガネくんが、ある酪農家さんが上げていた「放牧初日の動画」を発見して観ていました。

 

パッカパッカ ものすごい走ってる!

どこでも同じってことか〜。

動画のBGMが「天国と地獄(運動会のかけっこでよく流れる曲)」だもんね(笑)。

 

 

この先も 放牧初日シリーズとして、毎年アップすることになるんじゃないかなぁ〜、と覚悟して(諦めて)、この記事のタイトルを「放牧初日 2020年の巻」としたのでした。ネタに尽きないけど、ホント、危ないから落ち着いて〜!と、願うウサギでした。

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