3年前のこと(1)牧場の停電

こんにちは 管理人のウサギです

 

12年日記をつけている私。

過去の日々をふふふ・・と懐かしみながら読んでいると、3年前の豪雪のことが書いてありました。日本中、各地で大変な思いをした豪雪・・ウサギの住む 岐阜県飛騨地方でも、大雪のため広い範囲で停電したのです。

 

(そうか、あれはクリスマスを控えた ちょうど今頃だったのね・・)

 

今回は、その時のことを振り返ってみようと思います。

 

2014年 12月17日

この日は、朝から ものすごい勢いで雪が降っていました。真っ白になっている窓の外を眺めながら(はぁ、出かけたくないなぁ〜)とため息。でも、雪の中 外出するのは日常茶飯事のことなので、とりあえず 車で数分の場所にある農協と郵便局の用事だけでもパパッと済ませてしまおう!と考えていました。

 

「ひっでぇ雪でな〜何も見えんの。やっとこさ運転してきたさ」

町の用事から帰ってきたお義母さんの言葉を(へぇ〜!)と聞きつつ、団子(長女 当時2歳)と大福(長男 当時2ヶ月)のふたりの子守をお願いして「すぐ戻りま〜す!」と家を出ました。車庫から出てまもなく、車を思わず停車!

 

(何〜!?ホント真っ白で何も見えない!)

 

とにかく、ただ白の世界。視界は車の周囲数メートル(の気分!)、降り積もった雪で道路と田んぼの境も全くわからないのです。どこまで道路かな・・うっすら見える電柱をたよりに ゆっくりゆっくり進みます。何とか農協へ着いて、窓口で用事を済ませ車に戻ると、車にどっさりと雪が積もっています。

 

(えぇー!?このちょっとの間に?)

 

全方向の窓が雪で覆われてしまっているので、車内からスノーブラシを出して、視界を確保できる程度に雪を落としました。そのあと郵便局で用事を済ませ車に戻ると、再び さっきと同じ状態。また雪を下ろして、真っ白の中 一生懸命目を凝らしながらゆっくり車を進め、何とか家に到着しました。すぐそこまでの用事にヘトヘトです。

 

午後、メガネくん(主人)から電話が入りました。

 

メガネくん「家の方って、電気ついてる?」

ウサギ  「え?普通についてるよ」

メガネくん「そうか〜こっち(牧場の周辺)は停電しててさ」

ウサギ  「あらら。搾乳の時間までに復旧するといいね〜」

 

15時、16時・・と待っていても、一向に復旧しない牛舎の電気。焦りがつのります。このままだと搾乳の時間になってしまうので、ついに非常用発電機を初稼働させることにしました。

 

(この説明であっているのか自信がないのですが)この発電機は、トラクターの動力で発電機を動かし、作った電力を牛舎へ送るタイプの装置です。この一台で、一般家庭用電力100Vと、ミルカーやバルククーラーなどの設備を動かす200Vの両方、つまり牛舎全体の電力を賄うことができます。

 

日本ニューホランドHPより

 

この発電機を購入したのは、やはり 東日本大震災がきっかけでした。

 

もどかしさと不安の中、祈りながらニュースを観ていた日々・・酪農家さんの状況を想像すると心がざわざわ落ち着かなくなりました。牛舎の建物や牛さんたちが無事だとしても、ライフラインがストップしてしまえば深刻なダメージを受けていることに変わりがないからです。現代の酪農業は、特に電気がなければ成り立ちません。

 

それは、牛さんたちの搾乳を1日2回(牧場によっては3回)必ず行う必要があるからです。搾乳しなければ、おっぱいが どんどん張っていき、牛さんたちが体調を崩すのは時間の問題です。とはいえ、頭数が多いため手搾りは不可能。たとえ搾ることができたとしても、牛乳を冷却できないのでそのまま廃棄することになります。(他人事じゃないな・・)そう判断した お義父さんとメガネくんが発電機を導入したのでした。

 

さて 発電機を使うことにしたメガネくんたち。

購入することで ひと安心してしまっていたので、これまで実際に動かしてみたことはありません。いざやってみると牛舎への接続が上手くいかず 焦ります!慌てて近所の電気工事の方を呼んで対応していただき、無事に電気が開通!通常の牛舎仕事ができるようになりました。日が暮れてしまう前ギリギリ。本当に助かりました・・。

 

停電は、急速に降り積もった 湿った雪の重みに耐えかねた木が あちこちで倒れ、電線を切ってしまったことが原因でした。実際に、ウサギ家から牧場へ向かう道の途中でも、ところどころ木が道路をふさぐ形で倒れ 車の通行が不可能に。メガネくんたちは隣町経由で牧場へ通うことになりました。

 

「大変な1日だったね」

我が家で 牛舎でのドタバタ話を聞いている間にも、どんどん雪は降り続いていました。日付が変わった頃、家が停電でまっくらに。「わぁ!」と焦りましたが、すぐにパパパッ・・と明かりが灯り、電化製品も動き始め、電気が復旧したことがわかりました。ホッ・・・。

 

ところが その日の午前中、ついにウサギ家を含む一帯でも停電が始まりました。

(長くなってしまったので、続きは次回に書きますね。)

 

つづく・・・

3年前のこと(2)家の停電
大雪は続き ついに家の方も停電しました。そのときに経験したあれこれの覚え書きです。

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