あわてない あわてない、のんびりとね

こんにちは 管理人のウサギです

 

先週 桜が満開でした。

この季節、濃淡様々なピンク色に染まる町内ですが、ひときわ特別な存在感を放つ桜があります。『臥竜桜(がりゅうざくら)』と名づけられた 樹齢1100年にもなる大樹の桜です。毎年 その桜の下「さくらまつり」が開かれ、普段は静かな公園は大勢の人で賑わいます。我が家の子どもたちも、赤ちゃんの頃から臥竜桜に親しんできました。その公園は 保育園の定番のお散歩コース。この春に小学生になった団子(長女6歳)も、授業の一環として 歩いて臥龍桜を見に行ってきたそうです。

 

桜を望む絶好の場所に線路が走っていて、この時期だけ どの列車もゆっくりゆっくり 臥龍桜の前を通過します。もともとすぐ近くに駅があるので、普通列車は停車のために減速するのですが、駅を通過する特急列車もサービスで低速運転しているようです。(団子たちもそうだったのですが)小さな子どもたちは、桜よりも すぐ近くを通過する列車の方に大喜び♪ 列車に向かって手を振ります。すると 気づいた乗客の方々も手を振り返してくれます。こんな心温まるやりとりが 自然とできてしまうのも、桜のおかげかもしれませんね。

 

ずっと同じ場所で春を迎えること1000回以上、臥龍桜は 様々な時代と、桜のひとときを楽しむ 数え切れないほどの人々を見てきたんだなぁ。自然の大先輩、すっごい!

さて春は、私にとって「片付けたい」意欲がわいてくる季節でもあります。冬の間 お休みしていた「牛舎の片付け」も、いよいよ再開です。

 

まずは、飼料庫内の1箇所をキレイに掃除。飼料袋や段ボールなどの資源ゴミを秋までまとめておく一時置き場を確保しました。

 

そして昨日、飼料袋の紙とビニールを分離する作業をしました。ラジオを聴きながら、無理せずのんびりと。よく切れるカッターを使い、むやみに力まないのがポイントです♪ 40分ほど作業していたかな。ビニールを外した飼料袋は 一時置き場へ運びます。よいしょ、っと!

 

 

「よし、よし♪」

処理しなくてはいけない飼料袋は まだ残っているし、体力的にも余裕はあるものの(少しずつ進めていけばいいしね、今日はここでおしまいっ!)きっぱり止めて 家へ帰ってきました。

 

 

というのも、この作業には 苦い経験があるんですよ・・。

昨年、たまりにたまった飼料袋の処分に躍起になってた時期がありました。牛舎のあちこち、昔使ってた牛舎、飼料庫などなど・・片付けても 片付けても、どんどん どんどん どんどん 出てくる飼料袋!(どこかに飼料袋の泉があるに違いない )

 

(キィー!早くすっきりしてしまいたい!)と意気込んで、飼料袋をどーん!と目の前に積み上げました。袋を置く位置、外したビニールを捨てるゴミ袋の位置、作業しやすい台の高さなどを変えながら、ひとつの袋にかける時間を1秒でも短縮しようと燃えていました。おかげで 片付けのスピードは上がったものの・・

 

腕を痛めました(トホホ)

 

右手の「手首とヒジの間の筋肉」です。フライパンを持ち上げるにも「いたたた・・」状態。日常生活のあらゆる場面で 痛みを感じ とにかく不便でした。痛みを何とかしてもらいたくて針灸接骨院へ。問診票の「その症状はいつから?」の欄に「カッターを使う作業を 張り切りすぎてから」と書いてしまったので、それを見ながら先生に「ほどほどにね」と笑われました。

 

なんだかんだ その後数週間は痛かったように覚えています。当然、片付け作業もストップしました。

 

それ以来『一気にがんばるより、ゆっくりでも継続できる方が大事だからね』と心に留めて作業しています。もう、いい年ですから(涙)!

 

あわてな〜い  あわてない、ひと休み ひと休み♪

先日、注文していた監視カメラが届きました。

 

 

第1回 PK会議で話に上がった『牛舎の 分娩見守りカメラ取り付け』が、いよいよ形になってきたんだな〜♪と、ワクワクします。とはいえ、取り付け資材も揃えていない状態なので、まだまだ時間はかかると思いますが、今後 カメラの商品選びの日々のこと、取り付けや使用感など徐々にご報告できたら、と思っています。

 

明日も全国的に天気がよさそうですね。

子どもたちを連れて私も臥龍桜 見に行ってこようかなぁ♪ (まだ 咲いてるかなっ!?)

コメント

  1. R より:

    こんにちは。
    ブログ拝見しました。 自分は40過ぎの男ですが最近酪農に興味があります。ウサギさんにとって酪農業に携わるにあたって必要な資質とは何だと思いますか? 面倒くさいこと聞いてすいませんが、よろしくお願いします。

    • ウサギ より:

      Rさん

      こんにちは
      酪農に興味を持たれているんですね✨
      とっても嬉しいことです(^^)

      私はまだ、酪農について深く語れるほどこの仕事に
      長く携わっていないので、素人なりの考えになりますが、
      成功されている先輩方や家族を見て、
      共通しているな、と思うのは
      「当たり前のことを こつこつ継続できる根気、真面目さ」です。

      酪農のお仕事を「歯車」のように感じることがあります。

      基本的な仕事(搾乳や牛の管理)をまず 真面目にこなして、
      それにプラスα 勉強したり、前向きに取り組んでいけば
      牛の状態や経営状態が、どんどん上向いて
      力強く歯車が回っていきます。

      反対に
      (このくらい いいか)と手を抜いたりして
      どこかの歯車が噛み合わなくなってしまえば
      ガタガタッ・・と全てに影響してしまって
      立て直すのに 数年かかってしまうこともあります。

      たかが真面目さ、されど真面目さ・・
      365日続けることって大変です。

      私個人的には、
      (あ〜!仕事の時間かぁ、面倒くさいなぁ〜!)
      なんて しょっちゅうですよ(笑)
      でも、牛舎に行って
      牛さんたちに触れたり、格闘したり(笑)しているうちに
      (あぁ、この子たちの 大切な命を預かってるんだなぁ)
      と実感して、手を抜いちゃいけないな、と自然に思えます。

      Rさん、
      まずはぜひ、近くの観光牧場に足を運んで
      牛とふれあってみてくださいね♪

      • R より:

        返信有難う御座います。 

        根気、真面目さを継続していくのは簡単なようで難しいですよね。日々の作業をこなす中で、効率化を図るため色々な創意工夫が必要なんですね。 酪農家さんのお蔭で牛乳を頂ける事、感謝します。 

        昨年に長崎県の山奥にある観光牧場に行ったのですが、たくさん黒毛和牛がいました。 その内の2ひきがお互いの体をずっと舐めあっていてとても和んでいてリラックスしていたのが素人目に観て印象的でした。  ブログ楽しみにしています。

        • ウサギ より:

          Rさん

          私たち酪農家も、牛乳を喜んで飲んでいただけることが
          仕事をする上で大きな励みになっています♪
          ありがとうございます。

          牛の何気ない仕草に、癒されたんですね。

          私はたまに 牛の体のブラシがけをしてあげることがあるのですが、
          ブラシがけの最中に、もう片方の手を舐めてくれることがあります。
          牛さんの優しさが伝わってきますね。
          ブログに牛とのふれあいもアップしていきますので
          Rさんの参考になればいいな、と思います(^^)