搾乳ロボットを見に行く(後半)

こんにちは 管理人のウサギです

 

長女の夏休みも今日まで・・日常(自分の時間)が戻ってくる!

ワ〜イ♪

 

・・ということで、搾乳ロボットを導入した牧場を見学させていただいたお話の続きです。前回のお話はこちら( ↓ )

搾乳ロボットを見に行く(前半)
搾乳ロボットを導入した牧場を見学させていただいた時のお話です。我が家とは違う環境・工夫に興味津々です。

 

さて、Aさんが導入した搾乳ロボットは多分こちらのものです。

LELY アストロノートA4

(株式会社コーンズ・エージー ホームページより)

 

搾乳ロボット・・その名の通り、搾乳作業のすべてを 1台でこなしてくれるロボットのことです。つなぎ飼いのウサギ家では、人が牛さんたちのもとへ行って搾乳作業をします。ロボット搾乳の場合は、牛さんたちが自らロボットのもとへやって来て、乳を搾ってもらうのです。牛さんたちを どうやってしつけるんだろう?と不思議だったのですが、牛さんたちにとっては、ロボットの場所まで来れば、張ったおっぱいが楽になるし、おいしいエサ(濃厚飼料)が食べられる♪という 嬉しい場所なのだそう。その通り 牛さんたち、まぁ 行儀よく順番を待っていること!搾乳ロボット大人気です。ひっきりなしに 牛さんたちを搾乳していきます。

 

その作業の様子をジーッと観察します。

見ていたら、ドライブスルー洗車(指定場所にクルマを停めると あとは機械の方が動いて洗車してくれる機械)が頭に浮かびました。搾乳ロボットの柵の中に入ってきた牛さんが 濃厚飼料をご機嫌に食べている間に、ロボットが 道具を変えながら手際よく搾乳していくのです。まず 汚れを落とすブラシが ウィーンと出てきて 1本1本の乳頭をキレイに洗浄(この刺激が 前搾りも兼ねているのかな)。赤いレーザーで位置を測りながら ミルカーが装着され、ディッピング溶液がシャワーされ・・という流れで、どんどん作業が進められていきます。

 

大量生産されるような製品ならともかく、牛のおっぱいなんて1頭1頭  位置も向きもまるで違うのにな。ロボットに ここまで細かな微調整をさせるのに、どれほどの試行錯誤があったんだろう・・。果てしない努力に思いを馳せ、感慨深く見つめていました。

 

さらに これはロボット搾乳ならではのメリットなのですが、搾乳する度に1頭1頭のデータが記録・蓄積されていきます。牛さんたちは、「ICタグ」(ペンダントみたいなもの)を首にかけていて、これによってロボットが個体識別をしながら、乳質や体温、エサをどれだけ食べたかなど、観察だけでは得られない牛さんたちの健康状態を数字で示してくれるんですね。Aさんは、体温を見ながら牛舎内の気温が適切なものになっているか判断されているそうです。

 

こちらの牧場では2台の搾乳ロボットがあって、24時間稼働しています。Aさんは、搾乳作業から解放されて、夕方には帰宅して夜も早く寝られるようになったそうですよ。

 

酪農って、まだ日の昇る前から作業しているイメージだと思うのですが、それは搾乳作業があるためなんですよね。牛のおっぱいが張るのに合わせて1日2回搾り牧場なら12時間間隔、1日3回搾り牧場なら8時間間隔・・という感じで「搾乳作業を 一定時間空けなければいけない縛り」があるので、どうしても早朝作業だったり夜遅くの作業になってしまうのです。それから解放されるということは、酪農家だって(極端な話ですが)一般の会社で働く人のように、8時ごろ出勤して17時に帰宅する、という生活パターンだって可能になるんだなぁ〜と♪

 

ほわわわ〜ん♪と、そんな夢のような生活を想像しつつ・・

この生活を得るには、大きな投資も必要です。これだけ高性能なロボットですからね、1台でマイホームが購入できるほどの金額です。すごいなぁ〜と思ったのは、金額よりも Aさんの決断力でした。

 

ああしたい、こうしたい・・と夢のようなことを思い描くことは簡単でも、実行に移すことはなかなか難しいですよね。まず 立ちはだかる「金額の壁」を乗り越えなければなりません。そのためには、経営方針を決め、何十年先までの計画を練り、着実に達成していくこと。もし失敗すれば、抱えた重いもの(返済)に耐えられない・・それを思うと怖くなってしまうから、私なら そこで立ち止まってしまいます。

 

「夢の実現か、安泰か」Aさんも、悩みに悩まれたことだと思いますが、覚悟・勇気・自信が勝ったのだな・・と。そして、お話を伺う中で、

 

おおーーーっ♪

 

女性陣一同の感嘆の声に包まれた瞬間。それは「奥さんは酪農仕事をしていらっしゃらない」というお話があったときでした。酪農に従事する・しないを選ぶことができるなんて♪え〜私ならどうするかなぁ〜(再び)ほわわわ〜ん♪です(笑)。搾乳ロボットや哺乳ロボットを導入して省力化につとめたり、従業員さんを雇ったり・・家族労働に限定しないシステムを Aさんが試行錯誤されているのが伝わってきて、その男気に感動したのでした。

 

女性ばかりの見学グループは 意外と珍しいそうで、また男性とは違う質問が飛んでくるので、Aさんも楽しかったそうですよ・・と、後日うかがいました。先輩酪農家さんによると、大きな牛ばかりでいい牛群だったそうです。そういった専門的なことは 私にはまだよく分からないけど、Aさんの前向きな姿勢に刺激を受け 酪農のやり方はいろいろあるんだ!という大きな可能性 を目の当たりにできたことが一番の収穫でした。本当に ありがとうごさいました。

 

大きな夢につながるように、まずは 身の回りの小さなことから始めるとしましょう!

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