学資保険と向き合ってみる

こんにちは 管理人のウサギです

 

 

子供の教育資金、どのように準備されていますか?

 

私は『 大学の学費 + 4年間の生活費(田舎に住んでいるので、大学へ通うには 家を出て一人暮らしをしなくてはいけないから)』までを教育資金としています。クルマ何台買える〜?くらいの金額が、数年の間に出て行くんだろうなぁ・・。しかも 私たち夫婦の場合、その恐ろしい教育費のピークを50代後半〜60代前半で迎えることになります。が、がんばって働きますよ〜・・。

 

幸いなことに、子どもたちが その年齢になるまでには 時間の猶予があります。1日でも早く準備を始めて 将来の負担を少しでも減らしたい!その一心でコツコツ準備中です。

 

教育資金の準備方法として、まず頭に浮かぶのは 学資保険ですよね。あとは、預貯金でしょ・・、もっと踏み込むなら、10年変動金利の個人向け国債とか、株・投資信託などの資産運用とか。生命保険(低解約返戻金型終身保険)を教育資金準備に使う方法もあるらしいですね。いろいろな方法がある中で、昔から学資保険が人気だったのは「銀行の預貯金よりはお金が増やせて、資産運用のような危険性や面倒な手間はない」からだと思います。

 

でも現在は「学資保険ってどうなの〜?」という不満の声もたくさん。確かに、2016年にマイナス金利政策が始まってから、銀行にお金を預けてもさっぱり増えなくなったし、学資保険の返戻率(へんれいりつ・・受取満期金が支払総額より どれだけプラス or マイナスになるのかを表す数字)も どんどん下がって、元本割れしているものも出てきているそう。

 

もう「学資保険」に入りさえすれば安心、という時代ではなくなったんだなぁ。

 

ところで、我が家は そんな学資保険にたくさん入り過ぎています(汗)。

どうして こんなことになってしまっているのかと言いますと・・

長女が生まれた6年前、教育資金準備に向けての 当初のプランはこうでした。

 

 

学資保険と児童手当だけでは足りない!と思った部分を、毎月こつこつ先取り貯金していました。そして、4年前に長男が誕生。同じように、学資保険 +定期預金で備えていくつもりだったのですが・・

 

学資保険の見積もりプランを見ていて(学資保険の方が 定期預金より増えるじゃないかぁ!)と思い、毎月 先取り積立していた部分まで 思い切って学資保険にしてしまいました。

 

 

今となっては(あ〜ぁ、追加分くらい学資保険じゃなくて、他の方法でもよかったなぁ)と思うけど、4年前の自分には、これしか頭に思い浮かばなかったのです。

 

ちなみに おまけですが、来年からこうなります。

 

 

つみたてNISAへのチャレンジです。初めての投資信託にドキドキはするけど、教育資金全体の中では ほんの一部分。最悪 運用成績が悪くても、多過ぎる学資保険でカバーできそうな安全策を取っている(・・と言えば カッコイイけど)・・そうなってしまっている(笑!)という状況です。

 

昨今「学資保険なんていらない!」のような記事を目にすると、それを読むたびにグサリ(ものすごく入ってしまっている人が、ココにいます〜!って思う)。そこで、学資保険のメリット・デメリット、そして預貯金と比べて 結局どうなの?もう一度 しっかり向き合ってみることにしました。

目次

学資保険のメリット

・確実に学資金を準備できる

・預貯金よりは増える(?)

・契約者(親)にもしもの場合、それ以降は積立なしで満期金がもらえる

・生命保険料控除が使える

 

4年前、学資保険を増やしたのを機に、私とメガネくん(主人)の終身共済も見直して、死亡保障を大幅に減らしました。もともとの学資保険の契約者はメガネくん、追加で増やした学資保険の契約者はウサギとなっているので、二人とも年末調整や確定申告の時に 生命保険料控除が受けられています。

学資保険のデメリット

・商品やプランによっては元本割れする(返戻率100%以下のもの)

・途中で解約すると元本割れすることがある

・返戻率が契約時に決定して固定されてしまうので、インフレ・金利の上昇に対応できない

 

この「途中解約すると元本割れする期間」は 結構長いですよ〜。我が家の契約書で確認すると、払い込み期間の3分の2を過ぎたあたりで やっと(元本はギリギリ戻ってくるね〜)くらい。

 

インフレ(物価が上昇して、現金の価値が下がってしまうこと)については、この先の日本の状況なんて 私には予想できないですし、そうなったらそうなったで また考えます。

2014年と2018年 学資保険を比べてみよう

ウサギ家の利用している JA共済の学資保険を例にして、4年前(2014年)と現在(2018年)の学資保険の変化を見てみますね。預貯金などと比べやすいように、年利もシュミレーションソフトで出しました。

<条件>

・受取総額 3,000,000円

・年払い × 18年

・18歳から5年間、毎年600,000ずつ受取り

 

     2014年  → 2018年

返戻率  111.7% → 104.7%

年利   1.03%   → 0.42%

 

年利なんて ちゃんと調べてみたことなかったけど、2014年 契約時の年利は  4年前のウサギが願った通り、現在の定期預金よりは 増えていきそうですね(ホッ・・この先は分からないけど)。それよりも、たった4年なのに返戻率の下がり具合が想像以上でビックリでした!

 

でもまだ 上記のものは、返戻率が100%を越えているので ギリギリセ〜フですよ。

学資保険に入る方は、まずは返戻率をチェックですね!ただ、同じ満期金でも、払込期間が少ない方が返戻率が高く表示されます。数字だけではなくて、条件にムリがないかも確認してくださいね。

 

100%を下回るなら・・もう 迷うことなく他を探しましょ。

 

返戻率 = 受取総額 ÷ 払込保険料総額 × 100

 

このところ、投資信託の利回り(4%とか、6%とか)なんて数字を目にしてきたので、学資保険の年利が どうしても さみしく見えてしまいます。正直に言いますと、元本割れしてもいいから学資保険のひとつを解約して、もっと投資信託に・・なんて欲もでました。

 

でも、この安全資産があってこそ、心に余裕を持って「つみたてNISA」にチャレンジできるのだから、学資保険は このまま続けてみようと思います。

 

学資保険や生命保険などの保険、住宅ローンなど、金額の大きなものほど、数年ごとにきちんと見直すことが大事だなぁ、と実感しています。家族構成の変化でも変わってきますしね。我が家も、生命保険・医療保険はもう3回も見直して、その時々に合ったものに変えていっています。契約で失敗したなぁ〜・・と思うところがあったとしても、修正できますからね!ほったらかしにせず、これからも、どんどん見直していきたいと思います。

 

長文におつきあいいただき、ありがとうございました。

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