こんにちは 管理人のウサギです
【片付け】
散らかった物を きちんとした状態に戻すこと。
また、ごたごたした物事を整理すること。
まさに、牛舎まわりで散らかりっぱなしにされているものを、地道に片付けているところです。牛舎の片付けは「ものを元にあった場所に戻す」といった 整理・整頓的なものではなくて、処分することが中心です。
長年に渡って ため込まれていた 大量の飼料袋や段ボール・・「紙系ゴミ」は、地道に処分してきたので、今では その年に出た分を処分するだけの状態にすることができました。「紙系ゴミ」は 軽いので、まとめる作業くらい何とかなったのですが・・
次の段階、金属や廃タイヤ、大きなもの、重機などの処分となると、ウサギ一人の力では難しい・・そこで、メガネくん(主人)にも協力してもらって、毎月 ひとつずつ処分していくことにしました。
でも今『お義父さんの壁』にぶち当たっています。
先月、長年 雨ざらし状態で放置されていたトラクターを処分した時のこと。
一応、そのトラクターを処分することは、お義父さんの許可を得ていました。
パンクしている上に、ボロボロ錆びだらけでしたが、かろうじて自走はできる状態。メガネくんが、ネットで調べて「動かなくても買取ります」とあった買取業者へ連絡をして、電話と写真で状態を伝え、期待を込めて 査定をお願いしてみたところ「申し訳ないですが、買取はできません」とのお返事。
別の買取業者に連絡をすると「0円で 引き取ることならできますが・・」とのこと。
「売ること」ではなく「処分」が目的だったので、メガネくんは承諾。その買取業者の方が牛舎までトラクターを引き取りにいらっしゃっているところへ、お義父さんがやってきて「0円」という査定額に怒ったそうです。業者の方も「すみません、今回 うちとしても ほぼ 利益がない状態で・・」と説明されていたそう。こちらが「0円」を了承済みで 来てくださっていたのに・・申し訳ないことです。何だかんだありましたが、そのトラクターは 引き取ってもらいました。
確かにね、見積もり「0円」なら、ダメ元でもう数件 買取業者をあたってみればよかったな、と 反省しています。でも、このご時世ですもの・・あの状態のトラクターで 引き取り運賃や処分料がかからなかっただけでも、ありがたいことなんじゃないの?(・・というか、それを差し引いて 結果0円になった、ということでしょう)
そして昨日、
牛舎に放置されていた原付バイク(これまた 使っていないワラの山を片付けていたら、中からワラまみれで出てきたの・・もうね、こんな感じの ため息が出るようなゴミだらけ・・泣)をメガネくんが 業者へ処分できるか確認を取り、引き取りますよ〜とのことで、軽トラの荷台に乗せるのを私も手伝っていました。
その時、ふと「手押し牧草刈機」が目に入りました。今、牧草刈りはトラクターで行うので「手押し牧草刈機」の出番はありません。錆び・ほこりだらけで劣化していて、ハンドルを持ち上げたら、燃料タンクがポロッと取れて、コロコロコロ〜と転がっていきました。「何じゃ〜これ・・(ため息)」となり、ついでにこれも処分できるかどうか 持って行ってみよう、と 軽トラに乗せようとしていたら、お義父さんがやってきて
「まだ 使えるで、持ってってだしかんさ(持って行くな)!」
と怒られました。
直せば使えるんやで!とのこと。
先月の トラクターの件も持ち出してきて
父「売れば金になったのに、タダでくれよって(あげてしまって)!」
メ「自分で、〇〇へ持って行くって言って 結局やらんからやろ!」
父「そんな時間 どこにあるんや!」
メ「俺やって一緒や!」
ウ「そんなに言うなら、そこにある でっかい金属の何かも、お義父さんが 処分してくださいよ。お金になるんでしょ!」
父「あんなもんなるか!お前らでやれよ!」
ウ「・・はぁ!?」
3人とも ヒートアップ。
単なる 感情的な言葉のぶつけ合いで ダメダメですね〜 (笑)
「手押し牧草刈機」は、「使えるかどうか」で判断するなら、現時点では使えません。修理して無事に直れば、使える可能性はあります。でも 直したとして、今の時代 出番はあるの?
せめて ホコリをかぶらないように何かをかけてあるとか、定期的にメンテナンスをしているとか・・大切に扱われているものはパッと見て分かるから、そもそも捨てようとは思わないし、こんなケンカになることもなかったのに・・。
「処分・捨てる」ことは、かなりの労力が必要です。
・売れるか、売れないかの情報集め
・処分方法を調べる
・業者に問い合わせ
・業者まで運ぶか 取りに来てもらう
・処分料を払う
お義父さんが「そんな時間 どこにあるんや!」って言っていた通りですよ、酪農業は いろいろな仕事に追われる毎日です。不要品の処分より優先順位の高いことがいっぱい。
それを分かっているから(人が散らかしっぱなしにしたモノを、何で 私が片付けなきゃいけないの!)と内心腹を立てながらも、文句を言わず(・・メガネくんには言ったけど(笑))、黙々と片付けを進めてきたのです。
グレてやる!
かといって、
ここで片付けをストップしてしまったら・・まさか 不用品が自分で歩いていってくれるわけでもないし、グレてても仕方がない(くぅ〜〜!怒)。
「手押し牧草刈機」の失敗は、何はともあれ、処分していいのかお義父さんに確認しなかったこと。それに怒って、必要以上に意固地になってしまったのかもしれません。
その点は、反省です。
でも、処分していいかを確認して・・「使えるから」を理由に、壊れたものから 何でもかんでも取っておかれては、モノは減りません。
こうなると、私たちのプレゼンテーション(片付けた先の 未来のことを中心に話す)力が必要なんだと思いました。お互いの考えの押し付け合いじゃ、昨日みたいに感情的になって、いつまでも平行線ですね。お義父さんの考えも尊重しつつ、私たちの考えにも歩み寄ってもらう・・(作戦を練ってからだけど)一度、逃げずに きちんと話し合ってみようと思います。
牛舎から山々の景色が見渡せ、
牛さんたちにも目が行き届き、
手入れの行き届いた「必要最小限なもの」が整然と置かれた牧場。
酪農は大変な仕事だからこそ、せめて キレイな職場で 気分よく働きたい。この思いが 片付けを始めた出発点です。そのためには、家族の協力も欠かせません。一人よがりではダメですね。みんなが快く協力してくれる方法で 焦らず進めていかなくては!と思いました。
コメント
今の人と昔の人の価値観の違いもありますよね
今は何でも簡単に買ったり出来ますけど昔の人は服だってつなぎ合わせたりして大事に使ってましたからね
かと言って使わないものを使えるで置いとくといつまでも片付かない(´・ω・`)
少しずつでも片付ければいつかはで頑張りましょう『継続は力なり』で(笑)
\\\٩(๑`^´๑)۶////
ゆーじぃさん
このような お恥ずかしい失敗談に
温かいコメントありがとうございます
(;▽;)
牛舎や自宅の片付けをする際に
(お義父さん世代の価値観も想像して 気をつけなきゃ・・)
と 心に留めておいたつもりだったのに、
ちょっと口を出されただけでこの調子です(。。;)
よく「外堀を固めてから」・・と聞きますが、
ものごとを進める順序や、伝え方は大事ですね。
「急がば回れ」だなぁ。
一瞬ふてくされましたが(笑)
「いい牧場にしたい」という方向で進んでいる事自体は
私たちも、お義父さんも同じだと思うので、
きちんと話をすることから再スタートですね。
慌てず、立ち止まらず
片付けを継続していきたいです(^ー^)