ヌーの小移動

こんにちは 管理人のウサギです

 

 

今日は秋晴れ。

朝の搾乳が終わると、牛さんたちは 放牧へ出かけて行きました。

 

ミルカー(搾乳する機械)洗浄機にセットし終え、(ふぅ〜 終わった、終わった♪)と エプロンを外そうとしていると、集乳室のすぐ隣にある電話が鳴りました。私が電話に出ると、山をハイキング中の男性からの「牛が1頭、脱走していますよ」という知らせでした。さらに、その方が、脱走牛さんを引きとめてくださっているそうなのです!

 

場所を確認して 電話を切ると、 すぐに お義父さんとメガネくんへ知らせ、駆けつける2人の後に 私もついて行きました。

 

 

牛舎を出て 牧草地を見下ろすと、

(いたいた!)男性と牛さんをすぐに発見しました。

 

 

牛さんの横で お兄さんが両手を広げてくださっていて、牛さんも大人しく留まっている様子。3人で遠巻きに囲むように、牧草地を ゆっくり下っていきます。お兄さんにお礼を言うと、メガネくん(主人)が 牛さんに近づき、頭絡(とうらく・・牛や馬の頭に装着するベルト)にロープをかけ、無事に確保〜!

 

あぁ よかった!

お兄さんのおかげです。

ありがとうございました!

 

トレイルランニング(林道や登山道を走ること)がご趣味、たまたま山へ訪れていらっしゃったお兄さん。(あぁ牛がいるなぁ〜)と思いながら 放牧地を眺めていると、群れから離れている牛がいるのに気づき、(様子がおかしい・・あれ?・・・脱走かな!?)と、急いで牧場の電話番号をネットで調べて連絡してくださったそうなのです。さらに幸運なことに、その方は 農業高校のご出身で、牛の扱いにも慣れていらっしゃった!(私よりベテランだ!)

 

なんとまぁ!!

 

だから、牛さんも 私たちの到着まで、落ち着いて待っていてくれたんだなぁ!早く対処できたおかげで、何事もなく 脱走劇はおさまり、本当に ホッとしました。お兄さんも一緒に 脱走牛さんを牛舎へ連れて帰り、そのまま いろいろお話したり、牛舎内を見ていただいたり。牛舎の設備や 業界を取り巻く環境などは 昔とずい分変わってしまったのだろうけど、牛さんたちののんびりした様子はそのままで、きっと懐かしがっていらっしゃるんだろうなぁ〜、そんなご様子でした。

 

 

さて、

その脱走牛さんは、今日 放牧デビューをした子。

放牧地へ連れて行った時点で 興奮気味だったようですが、ついに 柵を壊して出てきてしまったんですね。育成中の若い牛さんで、名前を覚えていなかったので、家畜台帳で調べました。

 

ヌー。

ヌーちゃんか。

 

ホルスタイン(乳牛)の女の子が生まれると、『あいうえお順』で名前をつけているウサギ家の牧場。申し訳ない話なのですが・・「ヌ」がね、いい名前が浮かばなかったのです。「ヌーボー」とか「ヌリカベ」とか・・。可愛らしい名前が さっぱり浮かんでこなくてね・・もう「ヌー」でいっか〜、牛だしね〜(笑)!って なっちゃったんです。ごめんよ、ヌーちゃん。

 

 

アフリカの大地を、川を・・ヌーの大群が ドドドドドッ・・と大移動する映像、テレビで見たことがあります。草と水を求め、100万頭規模の群れで 1000キロ以上移動するのだとか。迫力ありますもんね。

 

我が家のヌーちゃんも、柵の外へ出て 100メートルくらいは移動しました。

 

ヌーとして(本能なのか!?)

 

「ヌ」から始まる、可愛らしいお名前 募集中です。

コメント

  1. ハナ より:

    こんばんは(^∇^)
    お久しぶりです‼️
    最近はバタバタしておりました(笑)
    今も変わらないのですが(笑)
    あれからお昼からも搾乳の時間までは少し仕事をさせてもらっています(о´∀`о)
    予定があればいいのですが…
    どうしても昼からは一人家にいることの方が多くて色々と考えてしまって旦那さんに不安やイライラをぶつけてしまったり( ;∀;)
    牧場が家から少し離れているのもあって余計に孤立&牧場の様子が分からない…
    なので夕方は夕食の準備が終わったら牧場のワンちゃんにご飯をあげに行くので早めに行ければ行くようにしてます(((・・;)
    何か変な私ですみませんm(__)m
    まだ子供もいないのでなかなか一人と言うのが厳しくて…
    搾乳の時に帰る寂しさと言うか(笑)
    まだまだ家族の皆さんの中には入って行けてないと言うか(・・;)
    もちろん話したりはしますけどね(笑)
    なかなか思うように行かなくてもどかしいですΣ(゜Д゜)
    牛さんの事は日々勉強ですね!!
    具合の悪い牛さんをお見送りするのは辛いですね( ;∀;)
    感情が込み上げて泣いてしまいました。
    逆に出産は命が産まれて繋がっていく…。
    ほんとに生き物を飼って育てるのは奥が深いです(;o;)
    日々牛さんのお世話から頑張ります‼️

    • ウサギ より:

      ハナさん

      こんにちは(^▽^)!
      酪農って、迎える命に喜んだり
      お見送りする命に感情がこみ上げたり。
      牛さんたちに笑わせてもらったり
      ムムッー!?と腹が立ったり
      やっぱり癒されたり。
      感情がものすごく動く仕事だな、と思います。
      長年、畜産関係に携わっている方には当たり前の事なんだろうけど、
      他業種から畜産へ入ると、
      ひとつひとつが新鮮で、本当に奥が深いですよね!!
      ハナさんも、そんな毎日なのかな〜と想像しています(^ー^)。
      お気に入りの牛さん、できましたか?
      ここだけの話、愚痴をね・・
      小さな声で仲良しの牛さんに話すんですよ。
      すると、モグモグ・・食べてくれますよ(笑)。

      牛舎と家だけの往復は、
      接する人も限られているから
      社会から外れているような・・
      寂しさを感じることありますよね。
      私は、それに耐えられなくなって、外に出て働いていました。

      私は、子どもが生まれるまで、近所・地域との関わりは
      ほとんどありませんでしたよ〜。
      子どもたちが、地域での居場所を広げてくれました。
      今では、1人の時間は大好きで、
      何しようか何しようか♪
      って、ワクワクしてしまう程ですけどね(^ー^)!

      これは、性格とかじゃなくて
      誰でも通る「時期」的なものだと思っています。
      ハナさん、焦らなくても大丈夫ですよ〜!