酪農家の嫁として その1

こんにちは 管理人のウサギです

 

私が酪農を営むこの家(ウサギ家と呼ぶことにします)に嫁いできて13年ほどになります。

でも、結婚してからも外での仕事がメインで、牛舎にたまに行ってもお手伝い程度。ふたりの子どもの妊娠・出産・育児の間は完全に牛舎から離れていたので(家と牛舎は実際に距離的にも離れています)、久しぶりに牛舎の仕事を再開したのは、つい8ヶ月ほど前のこと。ですので、年齢はともかく・・酪農家としては「新人」なのです。

 

ウサギ個人の話になりますが、何となく逃げてきた酪農から仕事を再開する決心に至るまでのお話をしようと思います。

 

酪農家の嫁は牛舎仕事をするべき?

酪農に限らず 何かを営む家に嫁いできた場合、家業を手伝う or 手伝わない? の問題が出てきますよね。私も結婚前に悩んだ一人です。

まず・・酪農家ってどんな生活をしてるんだろう?

サラリーマン家庭で育ってきたウサギにとっては全く想像がつかなかったし、犬や猫をはじめ動物も苦手でした。でも、メガネくん(主人)と結婚してもれなくついてきたもの、それが「酪農家の嫁」という肩書きでした。

 

酪農家と結婚したからといって 絶対手伝わなければいけないかというと、もちろんそれは家によって違います。外で仕事をして酪農にはノータッチの奥さんもいますし、会社として成り立っているような大きな牧場では、従業員を雇っている場合もあります。

 

でも、ウサギ家の牧場も含む 小〜中規模の牧場のほとんどは家族労働で支えられているのが現実です。

 

メガネくんはもちろん、ウサギ家のお義父さん、お義母さんも結婚当初から私に酪農の仕事を手伝ってもらいたかったはず。でも、強要はせず外で働くことを許してくれました。仕事が休みの日には牧場でお手伝いをすることもありましたが、牛舎という場所がやっぱり苦手でモチベーションも上がらず、だんだん足が遠のいていきました。

 

牛舎に入らなくとも、私にできることでお手伝い

さすがに申し訳ない気もちはあったので、牧場の経理の仕事(簿記や会計事務所とのやりとり)だけは結婚1年目からウサギが担当しています。

以前はお義父さんが単式簿記(白色申告)をしていて、決算の時期になってから伝票を整理し始めては数日かけて申告準備に追われて大変だった〜、と聞いたので、

「その作業、私が代わります!」と申し出ました。

簿記の知識はゼロだったので、会計事務所の方についてもらい 税制面でも有利な複式簿記(青色申告)を覚えることにしました。農業簿記のパソコンソフトを使ったのですが、初心者にも始めやすく作られていて、分からないところは会計事務所の方に教えてもらいながらコツコツと実践を重ねて身につけていきました。

 

 

ウサギ自身が作り上げたプレッシャー

うちの牧場が所属する酪農組合には、酪農家の女性で構成される組織があり、集まる機会があれば積極的に参加してきました。仕事内容の深い話にはついていけなくても、酪農ならではのあるある話や、同居にまつわるあんな話こんな話(笑)などを話していると楽しくて楽しくて♪

でも、心のどこかでは酪農の仕事をしていない中途半端な自分のことを後ろめたく感じてしまうこともありました・・農業通信などで いきいきと家業を手伝うお嫁さんの様子を読んだりする時もそうです。

 

私の中に「酪農家の嫁=牛舎仕事をするのが正解」という潜在意識があったので、例えば近所の方から気軽にかけられた言葉の中にも酪農仕事をしていない罪悪感を感じてしまうことさえありました。(勝手に、ですけどね)

 

 

月日は流れ、状況はどんどん変わっていきます。子どもたちの成長とともに、ウサギはもちろん、お義父さん・お義母さんたちも年を重ねました。70歳を超え腰や膝を痛めたり、疲れて休んでいる様子をよく見かけるようになりました。

 

おや、元気な私が子どもと一緒に家にいるのはおかしいぞ。

 

家族経営の場合、一人でもケガや病気で仕事ができなくなってしまうと、それはもう大変なことになります。私は全く即戦力にならない状態だったので、せめて仕事を覚えて 万が一のリスクを減らしていこうと思ったのが最初のきっかけでした。

 

思い立ったが吉日!

入園手続きを済ませ、大福(長男)は2歳を迎えるのと同時に保育園へ、ウサギは牛舎へ行くことにしました!生活も一変するし、逃げていたことへ立ち向かうのは気合がいるけど、なんだか清々しい気分でもありました。

 

その2へ続きます

酪農家の嫁として その2
酪農家ウサギのできるようになった仕事や、実際に牛舎の入ったからこそ見えてきた自分のやるべきことについて考えてみます。

 

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