雪国じゃない体験

こんにちは 管理人のウサギです

 

 

雪がないなぁ・・

 

ウサギの住む 岐阜県 飛騨地方は、豪雪地帯ではありませんが、一応「雪国」として知られています。先日、テレビで『雪国あるある』をやっていて、そうそう・・(笑)と思いながら 眺めていました。

 

例えば、屋根に積もった雪が おひさまに照らされて 屋根から滑り落ちる瞬間の ズササササーッ!!という 地響きのような音と振動!慣れないうちは(地震っ?!)と ビクッとしていました。あとは、信号機がヨコ型ではなく、タテ型(上から、赤・黄・青)になっていること。これは、信号機の上に積もる雪の重みをできるだけ少なくするための形です。でも、近年 取り替えが進んでいる LED信号機は、普通にヨコ型タイプも多いです。薄型なので、雪の積もる心配がないからでしょうね。

 

そんな「雪国」のはずなのに、今シーズンはここまで ほとんど積雪がありません。雪は 降るには降るんです。でも、気温の高さと雨で 次の日には溶けてしまう・・。雨なんて!!本来なら、3月に入ると そんな日も出てきたりして(雨かぁ〜、春がすぐそこまで来てるんだなぁ〜)と思うくらいなのに。

 

まさしく『雪国じゃない体験』中なのです。

 

 

楽ですね!

雪がない冬は、単純に楽です。

毎日こつこつ続けている作業日誌(祝!4年目突入♪)を見ると、この時期は 最低でも数時間ずつ、毎日のように「雪かき(除雪)」作業が書き込まれています。

 

雪の季節・・メガネくん(主人)は、早朝に来る集乳車(各牧場の牛乳を集めて回るタンクローリー)のために、道の除雪をした方がいいのか、寝る前にチェックが欠かせないのですが、今シーズンは そんな心配もなく安心して寝られます。先日、インフルエンザーになってしまった時だって「雪かき」作業がない分、体を休めることができましたしね。

 

ご近所だってそう、子供たちの登校時間の前に、除雪をしてくださる通学路沿いの方々も、今シーズンは ゆっくりとした朝を過ごせるし、道路だって 雪や凍結がない分 緊張なく運転できます。

 

こんなに楽で いいのかしら♪

 

余分な仕事をしなくていい分、生活は確実に楽なんですよね。

でも、雪のない冬は、大切な何かが欠けているような 物足りなさ 落ち着かなさを感じてしまいます。あいさつを交わした後に、必ずと言っていいほど 雪の話題になります。

 

「こんなに雪が降らんこと 初めてやさ」

「どうしちゃったんやろうな〜」

 

保育園の園庭では、出番のない「座布団ソリ」がむなしく並んでいます。

 

 

 

ウサギ家の牧場に隣接するスキー場。

人工降雪機の力を借り、1コースだけ滑走可能になっています。

そのコース以外は、草地が顔を出している状態。この雪の部分をトコトコ横断さえすれば、牛さんたち お散歩に行けそうですよ〜。メガネくんが「こんなことなら、全部の電牧(柵)外すんじゃなかった(笑)」とボヤいていました。

 

 

牧場から見える風景も まるで春のよう。奥に見える 3,000メートル級の山でさえ 雪がないしなぁ。

 

一度、この雪のない快適さと ぬるい気温を体験してしまうと、来年『はい、雪国 通常営業します』となった時に、乗り越えられるのか 自信がありません。

 

毎年冬にやって来る「雪」という 厄介な常連さん。

「もう!余計な仕事を!」って文句を言ったり、寒すぎて文句を言ったり(丸々と着込むし 「あ〜寒いのヤダ!」とブーブー文句言ってるので、冬はウサギがブタになってるんだと思う  笑)。でも、来ないと寂しいものですね。・・まさか、二度と来ないつもりなんじゃ・・と心配にもなります。そんなに張り切って来なくてもいいけど、ほどほどに来てもらわないと 子供たちも寂しがります。

 

ちょっとの 不便さくらい我慢するから、たまには「雪国」らしい風景を見させてね。

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